企業価値が10億ドル(約1,250億円)を越す企業は65社となった。
![]() |
2015年6月7日 日経新聞 |
未上場の場合の企業価値は、事業の収益性や将来性を加味して投資家が拠出した資金を集計して推計している。
今では100億ドル超(約1兆円超)の企業すら現れ、IT分野を中心にその数は7社にのぼる。
その7社を細かく見てみると、
タクシー業務をしたい個人ドライバーと顧客の仲介をするウーバーテクノロジーズ社や、
空き部屋を貸したい人と旅行客を仲介するエアビーアンドビー社が名を連ねる。
どちらも事業内容が『空いている何かと何かをマッチング』するという共通点がある。
このマッチングビジネス、日本でも流行の兆しが見えてきている。
「個人の空いている時間」という視点では専業主婦が事務作業をしたり、会社員が週末に家庭教師をしたり。
「空いている不動産」という視点ではオフィスビルの空室を貸し会議室で提供したり、マンションの空き駐車場を買い物客やレジャー客に貸すものもある。
この『空いている何かと何かをマッチング』のパターンはまだまだ増えていくだろう。